<第150回 平成29年3月の例会報告>

日時:3月25日(土)
場所:日本ライトハウス情報文化センター4階 第3会議室
本日の出席者:濱田し・濱田つ・近藤・大垣ま・大垣ゆ・戸田
・國武・横井・河村・秋本・深田・濱野ま

<本日の例会内容>

(1) 平成29年度教科書進捗状況の確認
iPad確認の担当
開隆堂中2・3美術:大垣ゆ
学研中学保体:大垣ま
東京書籍小5・6家庭科:濱田し

(2)作業時間表について
・目的:教科書1冊を完了するまでの製作時間をだす。
・各自が教科書ごとの作業時間表を持つ。。
例:Aさんは美術と保体の作業時間表
Bさんは家庭の作業時間表
・最終的に、教科書ごとに作業時間表を集めて時間を合計する。

(3)29年度の製作ソフト
・Dolphin Publisher 8ライセンス リハ協より
・3PLEXTALK Producer 3ライセンス シナノケンシより 実証研究にて

(4)製作についての質問

①製作手順について(戸田)
資料参照

②DolphinPublisherのコツ
・カーソルがチラチラと不審な動きをしたら
機嫌が悪くなっているので、作業を止めるのが得策。
・音の編集をしてビルドすると同期がおかしくなることが
多い。対策として、音の編集をしたらこまめに
クリーンアップする。
・表については、ビルド前にtableタグを付けると不具合が起きることが
あるので、ビルド後にtableタグを付けて作るようにする。
・ルビが苦手なので、編集作業は一旦ルビを取って行う。
・長時間労働させると挙動不審になる。無理に働かせず休ませる。

③録音で気をつけること
読み障害の人の特性に配慮し、ゆっくりめに読み、
(学年により読む早さは違ってくる)
言葉の句切り方や、意味のまとまりがわかりやすい
ように読む。また、目が見えていることが前提で読むが、
通学時等に音だけ聞く場合もあることにも配慮する必要がある。

[読み障害の特性]
・文字と音との一致が難しかったり、文字や文章が
ゆがんで見えたりするので、読むのに時間がかかる。
・文字を追うことでエネルギーを使い、内容理解が伴わない。
・改行などで、どこを読んでいるのか見失う。
・文章の句切り方がわかりにくい。
・漢字が苦手。
・特殊音節が苦手。
・文字や言葉を取り違えることが多い。
・集中が続かない。など

④校正表について
・校正表のファイル名は教科書の外箱フォルダ名と同じに。
・校正表に記載したら、その都度ファイル名の日付を更新する。
・校正表を29年度は改訂する予定です。只今検討中ですので
改訂版は少しお待ちください。

⑤マークの画像の扱いについて
・凡例として取り上げられているマークは、画像として扱い、音も入れる。
テキスト化はそれぞれの場合で判断する。
ハイライトもそれぞれの場合で判断する。

⑥製作に迷ったときの対処法について
・チームのメンバーにccにて訪ねてみる。
・チーム内で解決できない時はチーム以外の製作者に尋ねる。
・メールで解決できない時は例会にて相談する。
・製作者で解決できない時は専門的な知識のある人に尋ねる。
・トラブルの起こったフォルダ等は、解決のためには
実物を必ず保存しておくこと。

⑦美術:「描く」の読み方について
「描く」には「えがく」と「かく」の読み方があるが
「絵を描く」という時は「かく」と読むのがよい。

(5)報告
①3月4日(土)桜井市立図書館での映画会にてデイジー図書展示
(國武・濱野ま・河村・深田・秋本・濱田し)
・参加者50~60名
・図書館職員さんに情報提供ができた。
②3月6日(月)ネットワーク会議
(濱野ま・大垣ま・濱田し)
・製作マニュアル配布
・今年度の事業報告
・来年度の事業について
(製作時間を記録・高校の教科書
・意見交換:「一斉授業でデイジー教科書をプロジェクターで見ること
について」
③3月11日(土)ライトハウス
「音訳教材データベース」報告・活用セミナー
・約70名参加
・報告1:村江鉄平(大阪府立大阪南視覚支援学校)
・報告2:矢野淳子(音訳かわせみ)
・講演:韓星民(福岡教育大学 特別支援教育講座講師)
④3月23日(木)
シナノケンシ「音声教材の効率的な製作方法等に関する研究
事業」第3回推進委員会
・Producer実証実験結果報告
編集プロセス効率化実験
録音プロセス効率化実験

(6)予定
①3月28日より、新年度デイジー教科書申請受付開始
4月6日よりデイジー教科書データ提供開始
①7月29日(土),30日(日)
絵本ギャラリーin奈良
*上記の日程の詳しい内容については、後日連絡します。

<次回の例会>
・ 日時:4月22日(土)
AM10:00~PM12:00頃:連絡事項等
PM1:00~PM3:00頃:質問タイム
・場所:日本ライトハウス情報文化センター(肥後橋)
4階第4会議室(午前)・第3会議室(午後)

以上、これで、2017年3月の例会報告を終わります。

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濱野 真士

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————————————————————NaD3月例会のご案内です。

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2017年度 3月例会

日時:3月25日(土)
10時―12時:例会
13時―15時:質問タイム・デイジー個別相談窓口・新製作者のための補習
場所:日本ライトハウス情報文化センター(肥後橋) 4階 第3会議室

案件
(1)29年度新規教科書製作の進捗状況の確認
(2)作業時間表について
(3)リハ協から借りる製作ソフトライセンスについて
(4)製作についての質問
・校正表の使い方について
・美術・家庭・保体:マークの画像の扱いについて
・美術:「描く」の読み方について
・制作に迷ったときの対処法について
・録音と録音校正について
・ノイズへの対応について
・その他
(5)報告
・3/4  桜井市立図書館にてデイジー図書展示
・3/6 ネットワーク会議
・3/11 ライトハウスによる「音訳教材データベース」報告・活用セミナー
・3/22 シナノケンシ第3回推進会議
(6)お知らせ
・4/22 NaD3月例会
・5月末 奈良県教育セミナー(要請があれば)
・7/29,30 絵本ギャラリーin奈良(要請をいただきました)
(7)新製作者のための補習
新製作者は質問を用意してきてください。
その質問をできるだけみなさんで共有させてください。

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「デイジー個別相談窓口」について
対面でマルチメディアデイジーについての質問を受け付けます。
デイジー教科書のダウンロードに困っていませんか?
デイジー教科書の再生に困っていませんか?
タブレットでの再生はうまくいっていますか?
もっと自分に合う図書に編集してほしいと思っていませんか?
会員外の方でもどうぞご相談ください。。
時間と場所が限られていますので、ご相談いただければ必要に応じて対応します。
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製作について質問のある方は濱田滋子shigeko@eye.or.jpまで、
デイジー相談窓口に相談のある方は事務局naradaisy@nop-nad.orgまで、
事前に内容をお知らせください。よろしくお願いします。
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NPO法人NaD(ナディー)