＜第176回　令和元年8月の例会報告＞

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日時：８月２４日（土）
場所：日本ライトハウス情報文化センター４階第２会議室
出席者：濱田し・濱田つ・大垣ま・大垣ゆ・秋本・河村・国武・深田・近藤・濱野

＜例会内容＞
（１）２０１９年度教科書製作の進捗状況の確認

（２）製作ソフトについて検討
PLEXTALK ProducerとChattyInftyの製作講習会を受講しての感想
・PLEXTALK Producerは学校の先生などがテストやプリントをデイジー化するのに便利そうだけれど、教科書を作るには融通が利きにくい。例えば、何行かに渡る字下げなど。
・PLEXTALK Producerのレイアウトツールが扱いにくかった。
・ChattyInftyは図中の文字をハイライトさせるなど、これまでできなかったことができて楽しかった。
・PLEXTALK ProducerもChattyInftyも音声のインポートと編集についてもう少し体験してみたい。
・PLEXTALK ProducerもChattyInftyも互換性が今後どうなるのか注目したい。

（３）各教科書出版社の生徒用デジタル教科書の動向（関西教育ICT展より）
・東京書籍：学習者用デジタル教科書は原則として紙の教科書と同一の内容となり、音声や映像コンテンツなどは「教材」の扱いになる。学習者用デジタル教科書と「教材」は一体的な使用が可能。学習者用の特別支援教育用として分かち書きのPDFデータを組み込む予定。HTML5
互換閲覧再生プログラムを導入。ビューアーとしてLentrance Readerを採用。
・光村図書：学習者用デジタル教科書は紙の教科書と同一内容の教材。文字の拡大や合成音声での読み上げなどの機能が搭載されており、特別な支援を要する児童にとって、適切な方法でアクセスが可能。また、動画やドリルなどのデジタル教材と一体的に使用できる。再生ソフトは「まなビューア」を採用。「まなビューア」専用ブラウザをインストール。
・開隆堂：ビューアは「まなビューア」を採用。
・帝国書院と啓林館：ビューアはBeyond Perspective Solutions による「超教科書」を採用。アプリ版とブラウザ版あり。

（４）絵本ギャラリーin奈良の報告と反省
日にち：７月２７日（土）・２８（日）
場所：ならまちセンター（奈良市）
スタッフ：国武・大垣ゆ・大垣ま・深田・河村・秋本・濱田し・濱野・濱田る
来訪者　27日約100人　28日約80人
・今年はNaD単独での展示となったが、平群町立図書館から布の絵本や点字絵本や障がい者啓発本をお借りでき、さらに司書さんにもご協力いただき、お陰でよい展示ができた。
・デイジー図書の説明を興味を持って聞いてくれる人が増えてきた。
・来られた人からの質問内容が多くなっている。
・平群町立図書館のさわる絵本や点字絵本を読む子どもも多かった。マットコーナーがあってよかった。
・97才の認知症のおばあさんが「おおきなかぶ」を完読された。ご家族がおばあさんにもいいと感じていらした。
・スタンプラリーのお陰で部屋に来てくれる子どもが多く、ミニパンフを手渡せてよかった。
・折り紙もミニパンフの塗り絵も子どもに喜んでもらえた。
・デイジー図書のデモはクイズばかりより、読み物も交互にした方がよい。
・デモの合間にデイジー図書について説明をした方がいい。
・体験コーナーで見せるデイジー図書は、まずは「バースデーケーキができたよ」等の短めの作品を見てもらうようにしたらよさそうだ。

（５）講演会について
・日程：１２月１日（日）
・場所：日本ライトハウス情報文化センター４階
・内容は検討中

（６）報告
①７月１８日（木）データ管理機関訪問・マニュアル会議・ネットワーク会議
・データ管理機関の東大先端研訪問：大垣ま・大垣ゆ
データ管理機関である東大先端研を訪問し、データ製作現場の見学と、説明を受けた。
教科書の見本本による読み順に並べ替えるデータ作成については、日程的に無理があるので断念する。
・マニュアル会議：濱田し
今後利用する製作ソフトとデータ管理機関から提供されるデータをにらんでのマニュアル作りになりそう。
・ネットワーク会議：濱田し・大垣ま・大垣ゆ
デイジー教科書提供システムでは、2学期からユーザーさんへメールで個別にダウンロードの準備が整ったタイトルを通知するシステムになる。このシステムを利用するためには事前にユーザーさんが設定する必要がある。
こどもゆめ基金による製作は教科書に載っている推薦図書を製作する。
これまでは製作グループとリハ協とでFTPでデータの受け渡しをしてきたが、今後は新システムに切り替わる。
下巻のアップロードは8月26日より。

②７月１９日（金）日本デイジーコンソーシアム総会
・2019年度の事業としては、DAISYおよびEPUBのアクセシビリティーの普及と広報活動を行う。
・東日本大震災支援事業を引き続き行う。
・読書バリアフリー法への対応に協力する。

③大阪特別支援教育振興会の冊子「育成」7月号に「マルチメディアデイジー教科書の利用にかんすること」として大阪市教育委員会インクルーシブ教育推進室の記事が掲載された。

④「読書バリアフリー法」が令和元年6月28日に公布，施行された。

（７）予定
①９月１日（日）なんとカンファレンスでの展示（終了）
・場所：畿央大学（奈良県北葛城郡広陵町）
・スタッフ：濱田し・深田・河村・濱野
②９月９日（月）宇陀市立榛原中学校通級指導教室の授業見学（終了）
・参加：河村・深田・濱田し
③９月１２日（木）絵本ギャラリー実行委員会（終了）
・場所：ならまちセンター（奈良市）
・参加者：濱田し・深田・河村
④１０月１８日（金）音声教材普及会議大阪会場での手伝い
・スタッフ：国武・大垣ゆ・大垣ま・濱田し・深田・濱野
・場所：新大阪丸ビル別館１０階会議室

（８）その他
＊製作に関する質問と確認
①画像の挿入位置についての確認
・本文の内容に近い段落の分かれ目の前または後ろに画像を挿入する。
②縦書きのものを横書きにして見る場合についての注意点
・htmlファイルで、<div
class=”img_right”>と記入した場合、ChattyBookExpressで縦書きから横書きに変更した時、テキストと画像が離れすぎることがあるので必ず確認をする。離れすぎると思われるときは、<divclass=”img_left“>か<div
class=”img_center”>のいずれかで記入する。
③カギ括弧とハイライトの区切りについて
・一つのカギ括弧内を複数のセンテンスで分ける場合、閉じカギ括弧をまたいで区切られることが多いので、閉じカギ括弧でセンテンスが区切られるように気をつける。
④一つのhtmlファイルを複数のファイルに分ける（Dolphin）
・簡単に分ける方法は今のところないようだ。分けたい部分を新規でファイルを作り直し、音声をインポートする。

＜次回の例会＞
・ 日時：９月２８日（土）
ＡＭ１０：００～ＰＭ１２：００頃：連絡事項等
ＰＭ１：００～ＰＭ３：００頃：質問タイム
・場所：日本ライトハウス情報文化センター（肥後橋）４階第２会議室

以上、これで、２０１９年８月の例会報告を終わります。

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濱野　真士
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８月の例会案内です。
お盆休みを騒がせた大型台風が過ぎ去ると、急に秋めいてまいりました。
みなさまのご参加をお待ちしています。

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８月例会
日時：８月２４日（土）
１０時―１２時：例会
１３時―１６時：質問タイム・デイジー個別相談窓口
場所：日本ライトハウス情報文化センター４階第２会議室

案件
（１）教科書製作の進捗状況
（２）製作ソフトについて検討
（３）絵本ギャラリーinならの反省
（４）なんとカンファレンス準備
（５）データ管理機関のデータについて
（６）読書バリアフリー法　令和元年6月28日に公布，施行
（７）講演会について
（８）その他
・製作に関する質問や確認
画像の挿入位置についての確認
縦書きのものを横書きで見る場合についての注意点
カギ括弧とハイライトの区切りについて
（９）報告
・ネットワーク会議・マニュアル会議　7月18日（木）
・デイジーコンソーシアム総会・講演会　7月19日（金）
・大阪特別支援教育振興会の冊子「育成」の記事
・各教科書出版社の生徒用デジタル教科書の動向（関西教育ICT展より）
（１０）予定
・なんとカンファレンス　9月1日（日）
・絵本ギャラリー実行委員会　9月12日（木）
・音声教材普及会議大阪会場での手伝い　10月18日（金）

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